第89回アカデミー賞 助演男優賞ノミネート(マイケル・シャノン)
第74回ゴールデングローブ賞助演男優賞(アーロン・テイラー=ジョンソン)
第73回ヴェネチア国際映画祭 審査員グランプリ 他多数受賞!!
トム・フォード監督最新作
文庫新刊にて、原作小説が本日(10/5)発売となります。
満足度100%!ミステリ通の書店員さんも「獣が心に傷跡を残す」「すごいインパクト!」と大絶賛。要注目です。
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“小説”“過去”そして“現在”が複雑に絡み合い、曖昧になっていくミステリアスな物語を、細部にまでこだわり抜かれた映像美と、緻密な脚本で描き出す『ノクターナル・アニマルズ』。トム・フォードが監督に加えて脚本も担当し、モノローグで語られる原作小説を大胆に脚色し、一切のモノローグなしに小説世界を再現する、という離れ業を成し遂げ、第20回ラスベガス映画批評家協会賞で『メッセージ』『ドリーム』『LION/ライオン~25年目のただいま~』といった強豪を押しのけて見事脚色賞を受賞。
ひとりの人物が小説を読むことで広がってゆく原作世界、小説を読む主人公のイメージを映像化した映画世界。
それぞれ異なるシチュエーションと時代性の妙、そして結末の差異をふたつの『ノクターナル・アニマルズ』でお楽しみいただけます。
★小説の映画化なんて見慣れてる…そんな書店員の皆さんも太鼓判!!!
映画『ノクターナル・アニマルズ』を一足先に観た書店員の皆さん。満足度はなんと100%!
「現在・過去・作品内の小説が交差する展開に、嫌な汗をかきながらどっぷり引き込まれ、建物の外に出た時、ほっとすると同時に、余韻に浸ってしまいました」――(男性)
「役者、映像、美術の美しさは言うまでもありません!!監督の前作『シングルマン』の重たく秘密めいた“静”に対して、本作は“動”。登場人物たちの感情的、時には暴力的な慟哭が印象的でした」――(女性)
「映像も色々印象に残るシーンがあったのですが、とにかく最初の(シーンの)インパクトがすごかった」――(女性)
などなど3つの世界が複雑に絡み合うことで生まれる奥深さと重厚感のある物語の余韻に浸り、映画の満足度の高さがうかがえる感想が集まった。さらに、
「映画を観て二日経った今もふと意識の表面に出て来ては色々考えてしまう」――(女性)
といった言葉のほかに「私の中に傷跡を残した」「まるで自分の傷をえぐられたかのような感覚」とのコメントがとにかく多数! タイトルでもあるノクターナル・アニマル(獣)が牙をむいたようだ。一体、この映画にどんな獣が潜んでいるのだろうか?
ファッションデザイナーとしてのトム・フォードの美的感覚から生まれる映像美は言うまでもなく、その美しさの裏にどんな獣が隠れているのかは是非劇場でチェックしてほしい。
★書店員さんが選ぶ!「この作品が好きな人は『ノクターナル・アニマルズ』を観て!
本作をこれから観る人へ、『ノクターナル・アニマルズ』を観て思い浮かんだ作品を教えてもらった。
その結果、新旧問わず、ミステリーの傑作や耽美的世界を描いたものが挙げられた。
■映画
『ゴーンガール』(14/デヴィッド・フィンチャー監督)…一見幸福そうに見える夫婦。しかしある日、突然妻が失踪した。人柄のよい夫の浮気や不審な行動が警察や報道を過激化させ、夫が妻を殺したのではないか?と周囲に疑念が過るが…。
『めまい』(58/アルフレッド・ヒッチコック監督)…過去のトラウマから高所恐怖症になってしまった元刑事が、ある人妻の身辺調査を続けるうちに彼女の奇異な行動に翻弄されていくさまを描き出す。
■本
「エミリー」(02/嶽本野ばら著)…“この残酷な世界に生み落とされたのは、きっと貴方に出逢う為だったのですよね”。少年と少女の困難で美しい生と性を描いて三島由紀夫賞候補となった表題作はじめ、アートとファッションへの美意識を核に咆哮する三つの愛の小説集。
「みづうみ」(55/川端康成著)…美しい少女を見ると、憑かれたように後をつけてしまう男、桃井銀平。教え子と恋愛事件を起こして教職の座を失ってもなお、異常な執着は消えることを知らない。つけられることに快感を覚える女の魔性と、罪悪の意識のない男の欲望の交差する不朽の名作。
★これから観る人へ一押しのポイント!
最後に本好きの皆さんへ、この映画のおすすめポイントもご教示いただいた。
「トム・フォード監督が真剣(マジ)で映画を撮った!お洒落、高級志向、それを期待してきた観客を笑うかのよう。そして何より、ジェイク・ギレンホールの瞳の演技にやられました!」――(女性)
「示唆、暗示していた場面を思い返す楽しみもあるので、原作を読んでもう一度観たいです、観てみてほしいです」――(男性)
「誰かとこの映画の話をしたい。美しく恐ろしい悪夢のような映画」――(女性)
古いものから新しいものまで、物語を誰よりも愛する書店員の皆さんから寄せられた熱い言葉の数々は、
紛れもなくこの物語の見どころ。ジェイク・ギレンホールだけではなくアカデミー賞常連のエイミー・アダムスの迫真の演技にも是非ご注目。そして、現在と小説内の映像、それぞれの映像に隠れた共通点も是非ご注目ください。
映画を観る前でも後でも原作「ノクターナル・アニマルズ」も合わせて、その世界をじっくりと味わってみてはいかがでしょうか。
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【書籍情報】
書名:『ノクターナル・アニマルズ』
著者名:オースティン・ライト
訳者名:吉野美恵子
発売日:2017年10月5日発売
本体価格:1,200円+税
ISBN:978-4-15-183051-8
ハヤカワ文庫刊
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脚本・監督:トム・フォード 出演:エイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホール、マイケル・シャノン、アーロン・テイラー=ジョンソン
アイラ・フィッシャー、アーミー・ハマー、ローラ・リニー、アンドレア・ライズブロー、マイケル・シーン/
原作:「ノクターナル・アニマルズ」(オースティン・ライト著/ハヤカワ文庫)
2016/アメリカ/116分/PG-12 /ユニバーサル作品 配給:ビターズ・エンド/パルコ
(C)Universal Pictures
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11月3日(金・祝)より、TOHOシネマズ シャンテ ほか全国ロードショー!
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